世界的な蓄電所デベロッパーであるEku Energyは、欧州のエネルギーコンサルティング、トレーディング、開発グループであるRenera Energyとフレームワーク契約を締結。2023年6月28日に締結されたこの契約により、Eku Energyはイタリアにおける1GWを超える蓄電池プロジェクトの独占交渉権を獲得。
契約の一環として、Eku Energyはすでに、再生可能エネルギー普及率が高く、送電網がますます混雑している南イタリアで、合計容量100MW超のプロジェクトに資金提供。
イタリアは2030年までに電力の65%を再生可能エネルギーから発電することを目指しており、欧州で3番目に大きなエネルギー貯蔵市場になると予測されている。
Eku EnergyのCEO、サンドラ・グラウアーズ・ニルソンは次のようにコメントしています。
Eku Energyがグローバル展開を続ける中、イタリアは重要な市場です。Renera Energyとともに国内で高まるエネルギー貯蔵ニーズに応えていくことを楽しみにしております。エネルギー市場における当社のグローバルな専門知見とルネラのローカルな専門知見を合わせ、イタリアのクリーンエネルギーへの移行を促進する安心、安全かつ安定したエネルギー貯蔵ソリューションを提供してまいります。
ルネラ・エナジー・イタリアのラース・コナーズマンCEOは次のようにコメントしています。
ヨーロッパのエネルギー転換を可能な限り迅速に進めるために、Eku Energyと提携して意義の深いプロジェクトを創出し、開発できることを嬉しく思います。蓄電所は、再生可能エネルギー発電を補完する、最適なソリューションです。これを当社の太陽光発電パイプラインと組み合わせることで、イタリアの完全再生可能エネルギー発電への道のりにおいて、重要な一歩を踏み出すことになります。
Eku Energyは当初、マッコーリーのグリーン・インベストメント・グループによって設立され、現在はマッコーリー・アセット・マネジメントのマネージド・ファンドとブリティッシュ・コロンビア・インベストメント・マネジメント・コーポレーション(BCI)が共同所有しています。同社はプロジェクトのライフサイクル全体にわたって、安全で安心かつ信頼性の高いクリーンエネルギーの供給を促進するエネルギー貯蔵資産の開発、構築、管理に取り組んでいます。そのパイプラインには、世界中で実施中の1.2GWhのバッテリー貯蔵プロジェクトが含まれています。