Illustrative render of proposed battery storage systems
世界的なエネルギー貯蔵デベロッパーであるEku Energyは、英国で2つの蓄電所プロジェクト建設をまもなく開始。バジルドン(エセックス)とバッキンガムシャー州ラウドウォーター(Loudwater)の2つのプロジェクトを合わせ130MWhに達し、英国の電力システムを支え、より多くの再生可能エネルギー発電を可能にし、英国のクリーンエネルギーへの移行を促進するために極めて重要な柔軟性を提供。
2022年11月の設立以来、Eku Energyは急速に事業を拡大し、現在ではオーストラリア、イタリア、日本、英国で事業を展開しており、1.2GWhの蓄電所を建設中。
同社は、NHOAグループ(NHOA.PA、旧Engie EPS)のエネルギー貯蔵専門事業部門であるNHOAエナジーに、バジルドンとラウドウォーターの2つのスタンドアロン蓄電所建設を発注。両拠点とも2023年第4四半期に建設が開始される予定で、2024年末までに商業運転が開始される予定。
Eku EnergyとNHOA Energyの契約は、両社が新しい市場に事業展開する中で、強力なパートナーシップを築く機会となります。NHOA EnergyとEku Energyは、バッテリーの運用保守に関する長期サービス契約も締結する予定。
最新のエネルギー見通しシナリオ[1] を今月発表したナショナルグリッドによると、現在2.8GWの蓄電所が系統連系しているが、2030年までに10〜20GWへ拡大すると予測。BasildonとLoudwaterは、運用が開始されれば、英国のネットゼロ転換と、電力網の柔軟性を高め上で必要不可欠なグリッドサービスを提供。
Eku EnergyのCEO、サンドラ・グラウアーズ・ニルソンは次のようにコメントしています。
「蓄電所は世界中の電力システム脱炭素化に不可欠であり、Eku Energyは安心、安全でで安定したソリューションを大規模かつ迅速に提供することに注力しています。グローバルポートフォリオを拡大し続ける中、2つの新しいプロジェクトでNHOA Energyと提携できたことを嬉しく思います。」
ルーシー・カニウス・デュジャルダン、 NHOA Energyのグローバル・マーケット・アンド・ディベロップメント担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントは次のようにコメントしています。
「Eku Energyとは共通した価値観や、エネルギー転換への取り組み方をしており、とバジルドンとラウドウォータープロジェクトを協力して進めていくことを楽しみにしています。世界的な蓄電所開発企業であるEku Energyに対し130MWhを超えるプロジェクトで英国市場に参入することは、NHOA Energyの歩みにおける重要な前進であり、当社のグローバルな事業戦略と実行能力を改めて証明するものです。」
Eku Energyはすでにエセックス州モルドンで40MW/40MWhの蓄電所を建設中であり、先だってイタリアで1GWの蓄電所プロジェクトを開発するため、ルネラエナジーと新しいパートナーシップを発表。
同社はマッコーリーのグリーン・インベストメント・グループによって設立され、現在はマッコーリー・アセット・マネジメントのマネージド・ファンドとブリティッシュ・コロンビア・インベストメント・マネジメント・コーポレーション(BCI)が共同所有。