Eku Energyは本日、ポール・ドノバン氏を会長に、サンドラ・グラウアーズ・ニルソン氏を最高経営責任者に任命したことを発表しました。
ドノバン氏は経験豊富なリーダーであり、40年以上にわたり、電気通信、テクノロジー、公益事業、および急速に変化する消費財セクターの会長、最高経営責任者、非常勤取締役を務めてきました。アルキバ、オデオン、UCIシネマズ・グループ、Eir、ボーダフォンでCEOを務め、ボーダフォンではグループの新興市場事業を率いた経験など、国際経験が豊富です。ドノバン氏は現在、ソフトウェア会社 action.ai. の会長であり、Arqiva の非常勤取締役でもあります。彼のビジネス知見は、強力なリーダーシップスキルと相まって、Eku Energyの持続的な成長と発展を導く上で貴重なものとなるでしょう。
Grauers氏は、ヨーロッパのエネルギーセクターにおける20年以上の経験をこの世界的なエネルギー貯蔵ビジネスにもたらします。Grauers氏はVattenfallからEku Energyに入社し、直近では陸上風力発電担当副社長を務め、北欧における5GWのプロジェクトパイプラインと重要な資産ポートフォリオを担当しました。それ以前は、ヴァッテンフォール、スタトイル、グラニンゲ・トレーディングで事業および電力システム開発、プロジェクト管理、市場分析の職務を歴任しました。
Grauers氏は、CEOとしての新たな役職では、系統用蓄電所プロジェクトの既存パイプラインの統括、英国、オーストラリア、日本、台湾における4GWhを超える新しい資産パイプラインの開発など、Eku Energyのグローバル成長戦略の先頭に立ちます [1]。グラウアーズ氏は、今後もロンドン、メルボルン、シドニー、シンガポール、東京、台北で専門チームを組成し、現地市場における同社の存在感を高めてまいります。
ドナバン氏は2023年4月1日に着任し、グラウアーズ氏は5月初旬に暫定CEOのクリス・モリソン氏の責任を引き継ぐ予定です。モリソン氏は、2022年11月にマッコーリー・アセット・マネジメントのグリーン・インベストメント・グループ(GIG)がEku Energyを立ち上げて以来、Eku Energyを率いてきました。経営陣の交代後、Ekuの取締役会での役割を維持しつつ、GIGに復帰する予定です。
Eku Energyの暫定CEOであるクリス・モリソンは次のように述べています。
ポールとサンドラをEkuチームに迎えることをうれしく思います。両者とも戦略的成長イニシアチブを推し進める実行力と実績があります。Ekuを立ち上げてからわずか数か月で、私たちはパイプライン開発を進め、チームの規模をほぼ2倍に増やし、まもなくBCIを新しい株主として迎える予定です。サンドラにバトンを渡し、ポールの任命により取締役会にさらなる見識が加わったことで、世界中に柔軟な低炭素エネルギー貯蔵を増やすというEkuの野心的なミッションをチーム一丸進めていく自信を持っています。
Eku Energyの次期CEOであるサンドラ・グラウアーズは次のように述べています。
事業が、テクノロジーを活用したエネルギー貯蔵ソリューションのグローバルリーダーへと成長するなか、Eku Energyに入社することを嬉しく思います。エネルギー転換のスピードと経済性は、柔軟なストレージ容量とクリーンエネルギーの供給力をいかにマッチングさせていくかにかかっており、Ekuは、この転換をすすめる上で必要な開発と技術展開の最前線に立っています。
Eku Energyは、エネルギー貯蔵投資のグローバルポートフォリオを構築、開発、管理するためにGIGによって立ち上げられました。Eku Energyは、データ主導型アプローチと現地市場の専門知識を通じ、Ekuは必要不可欠なグリッドサービスを提供し、規模、スピードともに加速させてエネルギー貯蔵ソリューションを展開することに注力しています。
Eku Energyは、190MWhのフレキシブルストレージ容量を建設中で、英国、オーストラリア、日本、台湾などでさらに4GWhを超える開発パイプラインを建設する予定です*。英国とオーストラリアで事業が開始され、英国のエセックス州に40 MW/40 MWhの施設が建設中で、オーストラリアのビクトリア州に150 MW/150 MWhの施設が建設中です。
マッコーリー・アセット・マネジメントのグリーン・インベストメント・グループによって設立された当社は、技術革新と財務革新を活用して、信頼性の高いクリーンエネルギーの供給、つまりエネルギー転換の推進を支援する重要なグリッドサービスを提供しています。
*GIGのオーストラリアのバッテリーストレージ事業をEku Energyに譲渡する完了時